2024-09-07 Sat
営業キロ601km以上で運賃のみ1割引を語っていたのだが、多種の割引切符があるため何を得意げに記事にしているのか? 記事に合わせて東京~岡山 2024年9月7日(土曜日)として算出してみたが割引手段は多数ある。通常期 17,770円(片道 運賃+のぞみ指定席特急) / 往復割引 16,700円(片道分料金)
スマートEX 17,570円 / スマートEX往復 16,500円(往復購入時の片道分料金)
EX予約 17,220円 / EX往復 16,150円(往復購入時の片道分料金)
EX早得7 14,260円(平日14,670円) / EX早得21ワイド 13,900円
上記はJR東海だが、JR西日本~JR九州の新幹線でも割引設定がある。「早得」は指定期日まで事前に購入する必要があるが非常に安く買える。スマートEXは登録が楽だが割引が無いみたいなものなのでEX予約有料会員が良い。使わなければ脱会すればよいだけの話だから。
私が使ってた時代と違って「早得」じゃないと安さを感じないのが難。その頃は1度で年会費くらい安くなったから。蒸し返すけど20年前まで紙の回数券が安かった時代は良かったなぁ。学生時代バイト成金ではあったけど各所へ行き過ぎてて全然お金がなかったから安くなる方法を探すのは基本中の基本。
EX予約は会員制だが「早得」の割引ならば年に1度の利用でも年会費(1,100円)を払ったほうが安くなる。本件は東京~岡山としたからで、東京~新大阪のJR東海のみならば更に割引率が高い。
注意点は新幹線の駅の区間だけなので在来線乗り継ぎの場合には割引率が低すぎると普通に買うより高値になることがある。Suicaなど在来線で使ってるICカードとEX予約カードを2枚重ねで入場できるため不便しない。
以前なら新幹線から特急への乗り継ぎだと在来線特急券が半額になる制度があったが、乗り継ぎ割引消滅に加え、例えばJR東海からJR西日本等またがる割引きっぷが壊滅的のため普通に買って良いことがほとんど無くなった。各JR管轄内で企画された割引きっぷを探すことから始めるべき。
仕事と観光で価値は変わってくるため観光で往復割引の利用が意味ないとまで言う気はない。なぜなら運賃のみで割引だから特急券とは関係がなく、途中下車設定ができる。沿線上であれば好きな区間で乗り降りができるが、割引率の高い乗車券は決まった電車に決まった区間を乗る必要がある。
旅人をやってると知ってくるのだが一筆書き移動、反対に分割切符購入。乗降駅を少し変えるだけで何百円も安くなったりするのも、特急券だと101km越えと50や100km単位で大きく上がるから。
普通車グリーンで使ってきた戦法だが特急券でも同じ、東京から熱海だと101km越えちゃうが品川だと97.8km。101km越えて普通車グリーン料金 Suica事前購入1,550円(通常1,810円)ならば新幹線の自由席1760円のほうがマシなのだ。安いだけが良いとは限らない。
(※新幹線は東京駅と品川駅は同じ東京基点扱いのため97.8kmでも安くならないのだと)
地域、乗車範囲によって周遊フリーきっぷを利用したり、遠距離だと「一筆書き」のよう乗ったほうが運賃が安くなるため、個人的だが通常の運賃往復割引に価値があると思ったことが無い。
観光だからこそ単純な往復に意味がないわけで、東京から秋田の場合「東京→(上越新幹線)→新潟→(特急いなほ)→秋田→(秋田新幹線)→大宮→東京」であると立ち寄れる場所を増やした上に乗車券は往復割引より更に3千円くらい安くなる。(※大宮~東京の区間は往復になるため別途)
東京から始発の新幹線の所要時間は3時間52分、新潟経由は5時間49分と2時間も余計にかかるため立ち寄らないと意味がない。東京~秋田を最短時間で往復したいと思わなければ手段は複数ある。
株主優待券を入手する方法もあるがJR各社が別に出しているため管轄をまたいで使えず。株主としてもらってるなら良いが、金銭で入手するなら別の割引のほうがよいことが多い。
木を見て森を見ず、断片的には片道601kmで往復買うと乗車券1割引になるとは正しくても、現実的には安くなる方法がいくらでもあるから、そんな低次元な記事を出せるのかが疑問であった。
本当にファイナンシャルプランナーなら、ここで示したよう更に安く済む方法や反対に少々高くても有意義に移動できる情報を掲載すべきであり恥ずかしい。学歴があっても学が無い人が増えたね。
≪ 続きを隠す
先頭へ △