2024-02-04 Sun
熱海市役所によるテレビ局の撮影をサポートする「ADさんいらっしゃい」なるメディア戦略によってV字回復につれて外部からの出店が増えて様変わりしてきたのは見てきたが、問題は戦略前から出店していた店の閉店である。若年層が集まる店は熱海に来た客を利用しているだけで住民の起業でもなく特に熱海とは関係がないため、どこでやっても良い商品しか扱ってない。
しかし、なぜそのほうが売れるかは、見映えすることだけではなかろう。地域的に有名店だとしても私が知ってる限りな全国各所と比べると旨いとも思わないこと多々ある。それは大都会東京でもシャッター通り商店街ができるよう自分の立ち位置が見えず市場調査能力もない経営者だらけだから。ですから外部からやってきた経営者のほうが客を理解している。
昔ながらより誰かの後に出店したほうが客を掴むってのは熱海の次によく見回った名古屋市内でも見ていた。例えば大須商店街では休日に行列ができる店の隣が迷惑がっていたのだが、客として見て隣の商売には無能さを感じたから、やっかみに見えた。
テレビは宣伝しかしないため評価の対象にはならない。例えば海鮮料理って十数種類の魚介類が出てくるのだが大半は近隣の物ではなく、昔からの擦り込みと違って流通システムの確立した今では海無し県だろうと鮮度に大差なく特殊な冷凍技術も発達した。
これもテレビ番組出演者による擦り込みだが鮮度と旨さは同義語ではない。もし水槽の魚を使うならば「映え」でしかなく疲弊して生きてるだけを鮮度が良いとは言わないんだ。
世間が騙されすぎると店側もボンクラどもの間違った要求に合わせてしまう負の連鎖が起こる。
旅行にて各所に行ってきたに加え、東京にはあらゆる所から出店してくる。競争原理から東京のクソ高い土地代にて超高額ってわけでもないから「観光地価格」という言葉が出る。観光地価格とは商品に見合った価格ではなく高いって意味。当初はそうした店にも入ってみたが知れば住民が入る店に行くようになる。それらも廃業するか観光客向け切り替えるか迫られたようで梅園から近いから行ってた店は後者を選択して中心部へ移転してからは一度も入ってない。
ずっとあった「濱よし」が閉店しジャズ喫茶 Jazz cafe Blue moonになってた。
→ Googleストリートビュー2021年12月
「濱よし」の前にて2011年頃に開店した「うえ田」だが当初2度でやめたのは、私が子供の味覚の能力のままで雑味を受け付けないからだった。そこを感じることができなくなってる大人なら良いのかもしれないが、当時に出してた煮干しラーメンは煮干しが出す雑味だらけで駄目だった。今のメニューを見ると全体的に変わっちゃてる。
そんなわけで私としては今より十数歳は若い頃から「濱よし」「石川屋」「わんたんや」のほうが良い。そういえば10年くらい前の話だが東京から引っ越してきたあっさり豚骨の店は石川屋の近くに出店したが1~2年で潰れた。駅前の「雨風本舗」が行列ってのも自分としては見たことがなかった風景だが若年層には合う味。
大多数は成人するまでの味覚と嗅覚の一部機能を失うためビールなんてクソまずいのを旨いなんて言うわけだが、識別能力を残したままの自分のほうが異常となるため文句がつけられない。
変わってたことから帰宅後にGoogleストリートビューにて過去を探ると「あたみん」が2017年頃までに廃業。居抜きで2019~2020年に「キッチン樹樹」が開店していた。
→ Googleストリートビュー2017年12月
テレビ番組は宣伝しかしないため高いとか不味いなんて禁句にて参考にならない。出演者も自分でお金を払ってないから、その値段はないだろって高値でも平然と注文するからね。
食べ物を喰うために来てるんじゃなく撮って誰かに見せびらかしに来てる連中が「食い物」にされようと知ったことではないが、巻き込まれて熱海の評判が悪くなるのだ。東京の御徒町で寿司屋が集まってる場所があるのだが、そこは避けた方がいいレベルってのに似た感じだよな。有名税なる言葉で片付けることはできず、下衆のYouTuberどもの「食い物」にされたりもする。
とにかく旨ければ映える必要なんて全くないってこと。年齢以上に稚拙な若年層は、もしかして小さい頃にビックリマンチョコをシールのために買ってチョコを捨てたような愚か者の世代なのか?
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