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文無し時間ありの計画も今や成り立たず 青春18きっぷ
 いつ消されてしまうかわからない青春18きっぷ。時間に迫られて使えなくなり、次には新幹線を使うまでもないが普通の切符より安上がりな片道100km程度の移動も激減。

 コロナ禍と生活様式が全く変わってしまうと時間のない世界に戻るため、今のうちにと計画するも概算で青春18きっぷは得策ではないのではと予測。そこで費用と時間を考えた。

 学生時代に使ったから東京から名古屋まで6時間、大阪まで9時間かかることが解ってるが、ローカル線へ入ると減便などで昔の知識は役に立たず不明となる。

    青春18きっぷ+増えるホテル代 << 新幹線など高速移動費

が成り立たねば鈍行で移動する苦労の意味がない。

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 青春18きっぷが使える日というのは学生は当然だが一般社会も休みになる日が多くある時期となりホテル代が高くなる。なおかつ、ここ10年くらいで外国人観光客が激増したため、「インバウン丼」なんて反吐が出るボッタクリだけではなくなり、あらゆる物が値上がりした。

 外国人観光客増加だからホテル代の値上がりは当然の結果なのも、外国人観光客関係なしにホテル代ってのは需要によって価格が大きく変動してきた。そこで土日じゃなく日月に行くという手段も多用したのも、金、土にチェックインすると1万円を越える場合も日曜チェックインだと4千円になるから。だが近年は外国人観光客で埋まる地域ほど曜日が全く関係なくなった。

 いわゆる内職なら可能だが、テレワークは出社しないだけで単独業務であることは まず無いから土曜仕事するから月曜休むという自由度は無い。

 プログラミングの仕事のときは全体的にはチームだが、プログラミングの作業は単独だったため仕事が終われば毎日休みになる。ところが作業中は「24時間働けますか」状態で、よく金曜日に成果を知らせて「月曜までやっといて」が定番だった。この手の仕事って都内でも通勤片道1時間くらいかかるから通勤時間って無駄でしかなかった。いちいち行かないで済むならサービス残業でもいいぜって感じ。

 オフィスワーカーと同じになると土日しか動けなくなる。それさえ幸せに思えたのも介護で目が離せなくなり自分が外泊すること不可能となり、加えてコロナで4年間を失った。



【東京駅→伊勢市駅への移動を例にする】

 それで貧乏旅行の計画だが、2024年7月20日、東京駅始発の東海道線に乗って伊勢市へ行くとすると 05:20発で14:56着と所要時間9時間36分だが、時刻によって最悪は13時間。

 たとえ10時間で済む移動だけで1日を費やす。追加料金にて伊勢鉄道や近鉄ワープがあるが、快速みえなら伊勢鉄道区間の520円、近鉄で早く行こうとすると近鉄名古屋からだと1740円かかる。それで稼げるのはせいぜい1時間。

 通常運賃で考えると、東京から伊勢市まで快速みえ利用で8000円だが、名古屋から近鉄を使うと8000円を超えてしまい特急を使えば特急料金も加わる。そんな早く着くわけでもない。

新幹線を使うと 0600→[のぞみ]→0734 名古屋 0743→[快速みえ]→0930 伊勢市 12,920円
青春18きっぷ 1日分 2410円+伊勢鉄道520円(亀山経由なら不要)+ホテル代

 計算上で許されるホテル代は9990円以下となるが、実際は時間がかかることによる疲れや外食費の増加を考慮すると過去の時点でホテル代は5000円が境界だった。過去には安価に宿泊できたから考えるべきことだったが、現在調べると伊勢市駅近辺では最低が1万円で離れれば少し安くなるが自家用車で行く場所にてタクシー、バス移動したら意味なし。

 そこで松阪まで戻り、ためしに日曜チェックインでビジネスホテルを探したところ7500円にしか下がらなかった。むしろ京都のほうがマシってことになりかねない。グループや家族旅行が多い場所ではシングルルームのビジネスホテルで人数分だと割高になってしまう。もちろん旅館よりは安いけど、日本人としては価格高騰。情勢は理解しているため高くなったのを払えるような給与がなければならない。



【青春18きっぷの効率が高いのは片道100kmくらい】

 始発から終電近くまでまる1日(約18時間)移動するなら別だが疲れを考えると無謀。1日潰すと考えても10時間くらいが限界でしょう。調査で新幹線が並走している場所へだとホテル代も高い。

 確かに限界まで移動すれば通常の運賃が高くなる。東京駅から05:20東海道線始発から乗り継ぎ、高松は18時過ぎに着くから高知まで行けると思ったら大歩危が立ちはだかった。本州沿いなら新山口に00:02着だが、トイレに食事も無視してるため非現実的。現実的に、どこかで1、2本遅れても辿り着ける広島とすると新幹線で19,760円となるため、青春18きっぷ1日分+ホテル代に余裕が生まれるが、安上がりにして体がボロボロになる。

 貧乏旅行でも長距離での「青春18きっぷ」を使う意味がなくなってきた。既に答えを出したよう青春18きっぷは片道1200円以上の距離を日帰り往復するためのものになってきた。

 日帰りなら土日祝しか使えないが単発利用なら関東地方だと「休日おでかけパス」が2,720円であるも、だいたい東京駅を中心に1500円の距離だから小田原まで行けるが熱海には行けず、熊谷は行けるが高崎は行けず、小山は行けるが宇都宮へは行けないなど微妙なところ。



 かつて欧米からの留学生が言ってのは日本のタクシー料金はクソ高いってことだった。京都で外国人観光客に路線バスを占領されて、なぜタクシーを使わないのかとの報道からすると円安の今でも変わってないほど日本のタクシー料金が高いってこと。日本人の給与よりタクシー料金のほうが上がってきた。バスや鉄道と比較しても既得権益を大きく感じ、政治との繋がりも感じる。

 給与水準が保てないって料金が高いから使われないの負の相乗効果だから。地方では安くしても人口が少なければ利用者数も少ないが、どうするかは政治が考えることではないか。

 観光客向けにタクシー割引チケットを発行してる自治体もあり利用したことがあるが、路線バスすらなく、コミュニティーバスは滅多に走ってない。これも負の相乗効果で地元民の自家用車が公共交通を破壊して宣伝されても行けない場所が多い。

路線バスに鉄道ローカル線で生き残れるのは観光客だけで収益があるところだけになりそう。

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| emisaki | 2024-07-14 Sun 19:25 | 旅・散策::計画・調査 |