2024-11-08 Fri
かねてより熱海市議会などで持ち出されてきたのが駿豆水道であり、基本従量制料金が熱海市28円/m3、三島市6円/m3、函南町17円/m3と言う料金にある。これは取水が清水町にある柿田川(静岡県駿豆水道 八幡取水場)のため距離がある上に山越えにポンプで汲み上げが必要のため熱海の料金が高くなる。国会での野党の戯言と同様に、やめて水源はどうするんだって話は聞いたことがない。そこで丹那トンネルで漏れたのはどこへいっちまってるのか? 上の井戸が枯れたとは聞いたことがあるが排水が大変って話も聞いたことがないため水道用に使える量ではないか。
なぜなら熱海は丹那トンネルなんて思いもない明治時代以前から水には困ってた。なのに観光地化した昭和じゃなく、明治時代から水道工事に大反対との歴史。その流れで駿豆水道の整備が遅れたり、費用がかかると未だに言ってるのかもしれない。
静岡県で調べたら駿豆水道は昭和45年に着工、昭和50年3月から使用されてる。確か新婚旅行先で有名でごった返してたのは昭和30年代だから長年と必要性があったのかも。それ以前の水道設備も昭和24年から何度も拡張の記録が載ってた。そう言えば海外旅行の自由化は昭和39年(1964年)4月からだから昭和50年代でも旅費的にもまだ国内旅行か。
希に民営化されたりするが公共事業であるから地形的な問題から区域を分けたほうが効率的なのだが近代になるほど市町村の境界で分けられてる。
電電公社から始まったNTTだと設立当初の区域で支局が分かれていたりするから気になった。市町村の枠組みを超えて無駄なき効率化がはかれないのかと。
都市部である三島市の南部、函南町の西部は狩野川に絡んでいるが東側は箱根の山。標高が低くなってる「黄瀬川」は北(上流)へ長泉町、裾野市、御殿場市を通ってる。
黄瀬川を境目に表層の水は富士山、愛鷹山と箱根側からに分かれる。低層地での水源は周辺から集まってくるが、山側では谷を挟んで反対側が水源となるわけがない。学術調査から公表されてる地下深くまでの地層の変化からして表層以外は富士山からも深く潜ってしまってる。
だから三島市は都市部を除いた大部分が箱根の山側のため同じく山側を多く抱える函南町、観光業で足りなくなった熱海市は温泉は出るけど飲み水がないから駿豆水道を作るに至ったのではないのか?
学術調査で地下の構造の資料も公開されていた。そこで気になったのが富士山から東へ線を延ばしたより下は駿河湾に流れ込んでると思ったら違っており、JR御殿場駅の付近が接近していてわかりやすいが南側の黄瀬川は下流で狩野川に合流して駿河湾へ、鮎沢川から北側の河川は箱根の山の北側をまわって合流によって酒匂川の名前になってた。
衛星写真を見てしまうと箱根の真北あたりが最も高そうと思い込んでしまうのだが標高を調べてみると御殿場が最も標高が高かった。JR御殿場線では御殿場駅が最も高いとある。
強羅、宮城野では有り得ないが小田原のほうが富士山の水が含まれてるか。富士山と言いたがる奴らが多いから誰かが言ってそう。表層の河川の話であって地下水としては考えらづらい。
富士山の水と言いたがる話から地形が気になり、沼津や三島から見て富士山を遮ってる愛鷹山が8万年前に火山活動を休止した山だと知る。
地球規模の年月からして新しい溶岩がなぜ三島なのかを普通に考えたら溶岩は愛鷹山のだろって思ったが休火山のため富士山からの溶岩は愛鷹山によって左右に別れて東側は箱根との境目を流れて三島に達した。
降雨によって富士山に貯まってる水はものすごい量だが1日の湧水量は東京都民の6割くらいを賄える量。少なく見えてしまうが東京都の人口が多すぎて使用量も多すぎるだけ。
高低差からも沼津市、清水町、三島市と富士山からの湧水はあるのだが一帯の降雨を忘れてはならない。三島市なら大半は箱根側だし、沼津市北部なら愛鷹山がある。
消費者としてテレビなどで語られることで胡散臭いと思ってきたのが「何百年前の水」と語ること。富士山がいくら巨大な水瓶だとしても何百年なんて蓄積してから放出してゆく物理的な体積がないじゃないかと。そもそも水を通しやすい層ですから三島あたりならば富士山から流れてきてるだけじゃない。
地上の川と違って遅いことは確かであるが、科学的調査と言っても得られた資料は年代が古すぎた。DNA鑑定もロクにできなかった20世紀な1990年でありトリチウム濃度とやらを元にしているが、これがまた検査機関によって恐ろしいほど差があるため信頼性が低い。
よって数年から十数年というのが平均的であり地質的な場所で前後するが、百年ともなると根拠を示せと言いたくなるが、そう言うのは水に絡む商売をしてる連中で学者ではなかろう。
古い資料で湧水量は毎日480万立方メートルとなっており、百年ならば4億8000万立方メートル蓄積してないと出し続けることはできない。それが可能なのか読んだ資料には書かれてなかった。
しかしながら三島市の「楽寿園内の湧水」の説明書きによると「冬期の富士山上部の積雪が多いと次の年の夏期に湧水量が多く、小浜池の水位も高くなる事実」と書かれてるため何年もかからない。
消費者の立場としては、知らなかった状態での「言ったもん勝ち」を許すことはできず、確実なことだけしか宣伝文句にしてはならない。それが景品表示法だが全国的に野放しのほうが多い。
たとえば「何十年継ぎ足しのタレ → 汚ねぇ」が私の妥当な見解だから優良誤認が怖い。
また勉強が足りないが個人で得られる資料には限界がある。直近のでも約20年前と古かった。
勉強は続く…。
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