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別荘として持てる富裕層には良いが住むには厳しい
 住んでしまったが高齢化してから家族がいなかったり死別にて単身となり生活がどうにもならず出て行くことになった話は意外と多く聞く。核家族化してから高齢者問題は長く続く。他人事ではない自分の未来でもある。最近は計画に想定が甘く高値のマンションを買ってしまった若年層の住宅ローン破産のほうが世間の話題だが、金利が上がるのは大きな問題ではなく、そもそも買えない額に手を出してる自業自得だから同情の余地もない。長い目で見て考えねばダメだからな。

 テレビ番組で伊豆の物件が紹介されていたため、調べたところ熱海のリゾートマンションで怒っていた件より更に酷い状況にあった。普通のマンションを探したほうが良いがリゾートマンションのような景観は無く、生活のしやすさとは反比例の関係にある。



<リゾートマンション物件1> 中古価格1480万円、管理費48780円、修繕積立金16260円
 3LDK、114平米、1階、鉄道駅から路線バス25分、停留所から建物入口まで400m、高低差13m、最寄りの鉄道駅から最終バス18:05、最寄り駅からの3.6km(タクシー常駐駅から4.7km)。東京駅からの終電は20:02(新幹線併用21:15)。
 高齢者ならば1階が悪いとは言い切れないが景観は悪い。セブンイレブンまで500m、ドラッグストアー500m、スーパーマーケット等は徒歩圏に見当たらない。今はコンビニ、ドラッグストアー大部分の食べ物は調達できるし、田舎だと野菜を買うのには困らないと思う。
 電車の駅へ向かうバスなら06~20時まであるが住居へ向かうバスは09~18時で約1時間に1便。観光地路線にて平日と土日祝で運行が変わる。住居の固定費 月額65,040円は納得できず。

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<リゾートマンション物件2> 中古価格1180万円、管理費32600円、修繕積立金8640円
2LDK、82平米、低層階、鉄道駅から路線バス25分、停留所から建物入口まで600m、高低差29m、最寄りの鉄道駅から最終バス18:05、最寄り駅からの3.8km(タクシー常駐駅から4.5km)。東京駅からの終電は20:02(新幹線併用21:15)。
セブンイレブンまで700m、ドラッグストアー700m、物件1の近くのため距離以外は上記と同じ。



<リゾートマンション物件3> 中古価格750万円、管理費52290円、修繕積立金13196円
 2SLDK、100平米、中層階、鉄道駅から1.1km(階段を通れば縮められる)、高低差60m、別の鉄道駅から路線バスで22分乗れば高低差を縮められるが平日のみ運行1日5便、東京駅からの終電は19:33(新幹線併用20:27)。
 ファミリーマートまで150m。温泉地のため通常生活に必要な商店がほとんど無く、特定店舗へ行くにしても坂道。物資調達は電車移動になるかと思うが駅との高低差が問題で階段は大変。大量には運べないため定住するならば繰り返すことを余儀なくされ、タクシーを使ったり出費がかさむ。



 1LDKだったとしても管理費+修繕積立金が3万円になってしまうのがリゾートマンションで、上記物件で示したのと都市部で広さが違うにせよ月4万円も違うとなると、もし25年間なら1200万円も多く払うことになる(値上がり含めず)。修繕積立金のほうが必要であるのに、例えリゾートマンションの設備があったとしても管理費に相当する仕事なんてやってないボッタクリだ。
 こうしたところ観光地や住宅街関係なく日本中にてフロント企業が金儲けをしている状況証拠だな。管理会社による修繕積立金の持ち逃げ倒産なんて事件もあるため、修繕積立金は住民組合で管理しなければいけない。

 買ったのに毎月の家賃ほどの額を取られるならば田舎の一軒家をリノベーションしたほうが、よっぽどマシだと考える。10年住むならばリノベーション費用のほうが安い。今や日本中に空き屋が目立つため田舎と言っても山奥へ籠もる必要もなくリゾートマンションより生活には困らない。

 近くに商店街が無い地域では自家用車がないと定年後の生活も難しく、そこを駐車場料金、自動車の維持費もかかる。そして年金をもらう年齢な人達の自動車の運転は殺人的脅威である(自覚症状が無いだけ)。ようするにお手伝いさんでも雇える富裕層でなければリゾートマンションってのは買い物難民になり何かと死に直面する。テレワークができる働き盛りの年齢だけが住めると分析してる。

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| emisaki | 2024-09-30 Mon 22:43 | 伊豆::考察・批評 |